<2002.8.31> 思いがけず雨
・・・晴れ・・・

この日この地でも割と知られる流れへと車を向けた 其処は管理するはずの漁協が無く 有志による

”渓魚を増やす会”の看板が 所々目に付くのみで 釣場に置いてのルールは県条例の適応と成るが

其れは通常の漁協が定める規則と 余り違いは無いようだ。

連日の水不足を押しての釣行に 苦戦は避け

られないものと覚悟しながら来た しかし何と

云う事か! 峠を超える頃車道には 所々

現れだす水溜りが・・・?

推測するに かなりの降雨があったようだ

橋の上からスポットで水面を照らし出すと

水際の状況は 10センチ程も水位が高い

ようで 薄っすら濁りも入っている。



この釣で 一番得意な釣り方と言えば

程好い水量に押しの有る 深瀬での物で

半歩位の移動を重ねて 下手の駆け上がり

から流芯までの 全面隈なく探ると言った

釣で 好調時には一場所で二桁の釣果も

珍しくない。

混生域のこの流れでは ヤマメ狙いの

早合わせに徹するが 抜き上げる6寸〜9寸

究極の別嬪やまめ

ブッシュの多い流域

のヤマメに この渓特有の真っ白な岩魚が混じる 其の都度狂ったような食い気の際立ちを感じるが

もうヤマメにまで飲み込まれて仕舞う状態で 口の中に押し入れた右手の人差し指は渓魚の鋭い歯に

ボロボロの傷だらけと成り 血が滲み始めた・・・


上流部の偵察に置いて 気に成る事が残った! 

各谷へと廻って見ると 何処もかしこも治山や

砂防堰堤の工事で ダンプと重機が行き交う

移動を重ねた末の 目的地でも 橋の取り付け

工事らしく 工事車両と重機が谷の入り口を

塞いでいる・・・・・・・・

傍らの プレハブ内を覗き込み 話し掛け何とか

其の先へと進む話がついた!


地元でも割と有名らしいこの渓は 都市部からの

釣り客が 良く訪れるらしいが 今回其の出会いは

一度も無かった。


この地域では どの渓へ向かっても 渓流釣師の

姿は珍しく 漁協により良く管理された川でも同じで

他の釣り人と出会える事は 実に稀である。

時折珍しく出会った 地元釣師と話を交わして見ると

判り始める事が有る 其れはこの辺りの釣り人は

源流志向が強いらしく 奥へ 々 と向かう傾向で

私の大好きな里川のヤマメは 余り関心を持たれず

生息するため  時折 信じられない出会いと

成る事も有る。

本流で釣れるやまめ

岩魚も白く美しいが細い

別の流域のやまめ このサイズが多い

今日 工事関係者との世間話で 又新しい生息場所を聞いた 近いうち下見へと向かわなければ。

                                                    OOZEKI